着物リメイク”チューリップ袖風シルクブラウス”再利用生地を使い切る工夫
裁縫を始めたばかりの方にとって、生地選びや使い方は工夫が必要です。本記事では、生地の選び方から特徴、さらに有効的な使いきり術まで紹介します。
生地の種類や用途について理解を深め、季節に最適な素材を選ぶポイントを押さえ、手元にある生地を無駄にせず最大限に活かしましょう。
初心者でも楽しめる簡単な小物づくりから、不要な布を再利用して新しいアイテムに変える内容まで、多様なアイデアがあります
昔から使われていないものが使われるのが好きでした
子供の頃は、倉庫にあった木材を持っては家中をウロウロ、作るよりもその妄想過程が好きでした。
物も壊れるまでしぶとく使います。着物リメイクも似たような感じで、使い切れることに満足感が。
ほとんど着ていない、着物の裏地のシルクを利用した、とても軽いブラウスです。
使える部分がとても少なかったこのシルク、目いっぱい使い短めの丈になりました。
ノーカラーなので前面の両肩には、さみしい印象にならないよう、飾りタックを入れました。ゴールドっぽいベージュの、ツヤのあるシルクです。
※トップスのブラウスはLサイズ着用
◆モデル159㎝ 61㎏ バスト90 ウエスト77 ヒップ98 肩幅42㎝
赤と金のレトロなボタンを付けました。このボタンも、昔の洋服についていた可愛いボタンです。金属なので全然使えます。
布地には縦地と横地があります。縦地を横にして使うと、伸びたりねじれたりしてしまいます。身頃をとり残ったのは生地は、縦地の縦長。横に使う事ができないので、縦に2枚を組み合わせてチューリップ袖風に。
長めの袖丈になり満足です。せっかく作ったのに、メンテナンス用のミシン油が少しついて、シミになってしまったので、余った生地のポッケでごまかしました。
中にキャミソールなどを着用したら、とても涼しく着られそうです。
背中の中央のツギはラインのように縫いました。全部使い切りました。手元にある物だけの材料で、ベストだと思えるものが出来ると、とても嬉しい。
着物リメイクにはそんな楽しみもあります。
シルクの服は購入すると高いので、使ってない着物がある方は作ってみるのも、いいのではないでしょうか。
生地の選び方と特徴
生地の選び方は裁縫には非常に重要です。正しい生地を選ぶことで、完成度や着心地が大きく変わります。生地の種類やその用途、さらに季節ごとの生地選びのポイントを詳しく解説します。
生地の種類と用途
生地にはさまざまな種類が存在し、それぞれに特性や用途があります。
- コットン:通気性が良く、肌触りも優れているため、洋服や小物の表地によく使われます。洗濯にも強く、扱いやすいのが魅力です。
- リネン:涼しい季節に最適な通気性の良い自然素材で、さらっとした質感が特徴です。主に夏の衣服やテーブルクロスとして活用されます。
- ウール:保温性が非常に高く、寒い季節にぴったりです。コートやセーターなどの厚手の衣類はもちろん、装飾的な用途にも使用されます。
- ポリエステル:耐久性があり、しわになりにくい特性を持っています。スポーツウェアやライフスタイルファッションで頻繁に利用されています。
- シフォン:非常に軽量で透け感があり、ドレッシーなアイテムに最適です。特にパーティードレスやブラウスに多く使われています。
各生地はその特性により選ばれ、さまざまな用途で使われます。生地の選び方は、何を目的としているかをまず考え、それに最も適した生地を選ぶことが重要です。
季節に合った生地の選び方
季節ごとに適した生地を選ぶことは、快適さや見た目の美しさを保つために欠かせません。ここでは、春夏秋冬のそれぞれの季節に合った生地の選び方を紹介します。
- 春:春は暖かくなり始める時期ですが、まだ少し肌寒さが残ります。この時期には、コットンやリネンなどの軽やかで通気性のある生地が人気です。これらの生地は、重ね着にも適しており、気温の変化にも対応しやすいです。
- 夏:真夏は、暑さを避けるための工夫が重要です。通気性のある薄手のコットンやリネンが最適です。また、UVカット機能を持つ生地も選択肢に加えると良いでしょう。軽やかなシフォンも、夏のドレスやブラウスにおすすめです。
- 秋:肌寒くなり始める秋には、保温性があるウールや厚手のコットンが重宝します。また、カラーや質感にこだわった生地を選ぶことで、季節感を出すことができます。
- 冬:冬は寒さが厳しいため、厚手のウールやフリース素材が便利です。防寒性に優れた素材を選ぶことで、着心地を向上させることができます。また、インナーには保湿性のある素材を選ぶことで、より暖かく過ごせるでしょう。
このように、生地選びは季節に応じた快適さや見た目を左右する重要な要素です。正しい選定を行うことで、満足のいく仕上がりを実現しましょう。
生地の使いきり術
裁縫を楽しむ中で、生地を無駄にせず、効率的に使い切る技術は大切です。本章では、生地を削減するためのアイデアと、残り生地の活用法をご紹介します。これにより、エコロジカルな視点を持ちながら創作活動を楽しむことできます。
削減できる生地の使い方
裁縫で生地を削減する方法にはいくつかの工夫があります。まず、パターンを作成する際に、全体の仕立て方を計画することが重要です。
型紙を配置する際、無駄な余白を減らすために、パターン同士を密接に配置する工夫をしてみましょう。あらかじめスタイルを決定し、どの部分で生地が必要になるのかを把握することで、無駄が生じにくくなります。
次に、裁断時の効率を高めるための工夫です。生地を切る前に、必要な部分をマークし、切る順番を決めます。直線に沿って生地を切ることで、余分な生地を生じる可能性を低くすることができます。
また、生地に対して余裕をもって裁断するのではなく、あらかじめ生地の伸びや特性を考慮した上でサイズを決めることも重要です。このように、計画的に手を動かすことで、無駄を最小限に抑えることができます。
残り生地の活用法
生地の端切れや余り生地が手元に残ることはよくありますが、これらを無駄にするのはもったいないです。
残り生地を使用したアップサイクルのアイデアも多く、古い衣服の一部を再利用して新たな商品を作ることが注目されています。たとえば、余った生地でボタン付けをしたり、色違いの生地を組み合わせてオリジナルのトートバッグを作成したりするなど、様々な可能性があります。
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屋号 | watahana |
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営業時間 | 10:00~18:00 不定休 |
代表者名 | 徳森 裕子 (トクモリ ユウコ) |
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