麻素材リネン生地の洋服は”シワが気になる”正しいアイロンのかけ方
麻やリネン生地は、その独自の風合いや通気性から多くのファッションアイテムやホームテキスタイルに利用されています。これらの生地はしわが寄りやすく、リネンのシワは素材の魅力とされています。気になる方は正しいアイロンがけが重要です。
本記事では、麻とリネンの特性を理解し、それぞれの違いを明確にします。また、アイロンがけが必要な理由を探ることで、手間を省きながらも美しい仕上がりを実現する方法について紹介します。
さらに、アイロンがけを行う際の準備や必要な道具、洗濯・乾燥方法についても詳しく解説します。そして、最も重要な正しいアイロンがけの手順について、適切な温度設定やアイロンのかけ方、仕上げの手入れに関するコツと注意点を取り上げます。
麻・リネン生地の特徴
麻とリネンは、自然素材から作られる生地で、それぞれ独自の特性があります。麻は強度があり、耐久性に優れた素材です。一方、リネンは麻の繊維を使用して織られたもので、さらりとした質感が特徴です。
両者は通気性が良く、夏の暑い時期には特に人気がありますが、性能や見た目において多少の違いがあります。
麻は自然由来の抗菌性も持ち、身体に優しいとされています。リネンは、洗うことで柔らかさを増し、独特の風合いを楽しむことができるため、使い込むほどに魅力が増していきます。
↓クリックしてリネンの特徴を見る
麻とリネンの違い
麻とリネンは、しばしば同じものとして扱われますが、実際には異なる点があります。麻は植物の一種で、その繊維は主にフラックスという植物の茎から得られます。
一方、リネンはその麻を用いて織られた布です。リネンは特に、光沢のある独特な質感があり、見た目にも美しいです。
また、リネンは水分をよく吸収し、速乾性も持っています。麻はその強度と耐熱性から、特に工業用や実用的な製品に好まれる傾向がありますが、リネンはファッションやインテリアに多く用いられています。
用途や好みによって選ばれますが、両者の特性を理解することは、適切な生地を選ぶ上で重要です。
アイロンがけが必要な理由
麻やリネン生地は、自然素材であるため、洗濯後にしわが寄りやすい特性があります。気になる方はアイロンがけを行うことで、見た目をきれいに整える必要があります。
特にリネン生地は、その柔らかな風合いや自然なしわを意図的に楽しむことができる反面、取り扱いが不十分だと全体的に雑な印象を与えてしまいます。
また、アイロンがけをすることで、クリーニングを行った後の清潔感も際立たせることが重要です。適切なアイロンがけを行うと、自宅で洗った後でも高級感のある仕上がりになるため、大切な衣類やホームファブリックを長持ちさせることができます。
アイロンがけの準備
アイロンがけは、衣類や布製品を美しく仕上げるために不可欠な工程ですが、その前にしっかりと準備を整えることが重要です。
アイロンがけの準備には、必要な道具とアイテムを揃えること、そして生地の洗濯と乾燥方法を理解することが含まれます。これらのステップを踏むことで、アイロンがけの効率が上がり、仕上がりがより美しくなるでしょう。
必要な道具とアイテム
アイロンがけに必要な道具とアイテムは、まずアイロン本体です。スチーム機能付きのアイロンは、しわを取りやすく、使い勝手も良いのでおすすめです。
次に、アイロン台が必要です。充分なスペースと安定感のあるアイロン台を選びましょう。また、アイロンがけを行う際に、必要な道具としては以下があります。
- スプレーボトル:水を入れて生地にスプレーすることで、しわを伸ばしやすくなります。
- 布当て:デリケートな生地をアイロンがけする際に使用し、直接アイロンが触れないようにします。
- ミトンまたはタオル:アイロンの熱から手を守るために使用します。
これらの道具とアイテムを揃えることで、安全かつ効果的にアイロンがけを行うことができます。また、アイロンのコードが邪魔にならないように、コンセントの位置にも注意を払いましょう。
生地の洗濯と乾燥方法
アイロンがけの準備として、適切な洗濯と乾燥方法を理解しておくことは非常に重要です。生地によっては、洗濯方法や乾燥方法が異なるため、それぞれの素材に合った方法を採用する必要があります。
一般的に、リネンや麻の生地は、手洗いまたは洗濯機の優しいコースを選択することが推奨されます。洗剤は、中性洗剤を使用し、漂白剤は避けることが大切です。また、特に汚れがひどい場合は、前もって部分洗いを行うと効果的です。
洗濯後の乾燥方法も注意が必要です。直射日光の当たる場所での乾燥は、生地にダメージを与える場合がありますので、日陰での乾燥をおすすめします。
特にリネンや麻の生地は、乾燥後にしわができやすいので、軽く形を整えてから干すと良いでしょう。乾く時点で脱水を強くしすぎると、生地が硬くなってしまうこともあるため、手加減が必要です。
このように、アイロンがけの準備として必要な道具や洗濯・乾燥方法をしっかり理解しておくことで、アイロンがけ自体がスムーズに行え、仕上がりもより美しくなります。
正しいアイロンがけの手順
アイロンがけは洋服やリネン製品を美しく仕上げるための重要な作業です。特に麻やリネンは、自然素材であるためシワになりやすく、アイロンがけでその持ち味を引き出すことができます。
しかし、間違った温度や方法で行うと、せっかくのお気に入りのアイテムを傷めてしまう可能性があります。以下に、正しいアイロンがけの手順について詳しく説明します。
適切な温度設定
アイロンがけにおいて、まず大切なのは温度設定です。麻やリネンは他の合成繊維と比べ、高温に強く、逆に低温ではシワが取れにくい素材です。
高すぎる温度に設定してしまうと、素材が焦げたり、つぶれたりするリスクがあります。一般的に、麻やリネンのアイロン温度は、中〜高温(約180℃〜220℃)が推奨されます。
ただし、アイロンの種類によっては、具体的な温度設定が異なるため、製品に付属の説明書を参照することが重要です。
アイロンのかけ方とコツ
適切な温度設定を行ったら、次はアイロンのかけ方です。アイロンをかける際は、まず生地の裏側(内側)から軽くスチームを当てるのが効果的です。
これにより、シワを押し出す効果が高まります。その後、目立つ表面にアイロンをかけると、より美しく仕上げることができます。
アイロンは、生地に対して真っ直ぐに動かし、スムーズに滑らせることがポイントです。また、持ち手を持つ手の動きに合わせて、アイロンも軽く前後に動かすと、効果的にシワを伸ばせます。
さらに、特に厄介な部分、たとえば襟や袖、ポケットなどの細かい部分には、アイロンの先端を使って、丁寧にかけていくのが良いでしょう。
この際、あまり強く押し付けず、生地の特性に合わせた優しい力加減でアイロンをかけることが大切です。生地が冷えないように、且つ、あまり時間をかけないように調整しましょう。
仕上げの手入れと注意点
アイロンがけの作業が終わったら、仕上げの手入れも欠かせません。アイロンがけ後には、衣類をしばらくそのままの状態で置いておくことで、形状を保持しやすくなります。
その際、アイロンで熱を持った生地が急に冷えると今度はシワになりやすいので、横に適度に一緒に置くなど、放置する環境にも気をつけましょう。
また、アイロンの後にクリーニングスプレーやスチームを追加して、シワができにくくすることも効果的です。衣類を保管する際は、ハンガーに掛けて、型崩れを防ぐことも重要です。
最後に、アイロン自体のメンテナンスも忘れないようにします。特に、スチームアイロンの場合、スチーム孔が詰まらないように水をこまめに変えることが推奨されます。
このようにして、正しいアイロンがけの手順を守ることで、麻やリネン素材の持ち味を生かした美しい仕上がりが実現できます。
watahanaでは大人の女性に向けた、リネンの《体型カバーTブラウス》を販売しています
小さいサイズXS(5号)~大きいサイズ4L(17号)までサイズを取り扱っています。
↓クリックして見る
↓クリックして販売のきっかけを見る
【商品一覧はコチラ▷】・ブラウス・”上質”watahana通常生地・100%麻/リネン・ベーシックカラー(白/オフホワイト/ベージュ/紺/黒)・中間色(黄色/緑)・暖色(ピンク)・半袖・長袖・クルーネック(丸首)・Vネック
麻/リネン100%体型カバーTブラウス(半袖・長袖・クルーネック・Vネック)
商品紹介
次の記事へ
「最近何を着てもなんだか違う…」そう感じたことはありませんか?
洋服選びでお悩みのかたへ《体型カバーTブラウス》身体をキレイに見せるお洋服です。30代くらいまでは痩せていたかたでも、40・50・60代と年齢を重ねると、徐々に丸みをおびてくるものです。痩せているかたにも体型の変化は起こります。違和感の出てきた部分も含めて、“より上品に見せる”=“体型カバー”できるお洋服をつくりました。似合うファッションが分からなくなってしまったかたに是非、お試しいただきたいです。
屋号 | watahana |
---|---|
営業時間 | 10:00~18:00 不定休 |
代表者名 | 徳森 裕子 (トクモリ ユウコ) |
Eメール | info@watahana1.com |