ハンドメイド・物作りが好きな人”価値感の違い”
物を作るのが好きな人の価値観
母は洋裁が大好きです。子供の頃から洋服を作ってもらっていました。無心になれるからと時間があればミシンの前。「家事などせずにミシンをいじっていたい」が口癖です。
ずーっと何かを作ってます。見てみると大量の同じ巾着袋が。「これどうするの?誰かにあげるの?」と聞くと、こんな言葉が返ってきます。
「作ってみた」
…!!衝撃です、私にはない価値観
単純に作る事が好きみたいです。しかも巾着袋は使うわけでもなく、箱に入れてしまうだけです。ですが、誰かに使って貰えると喜びます。物作りする人にピッタリな性質だと思います。
使うために作る人の価値観
私は布は特別好きなわけじゃないのです。糸は絡まるは、布は木みたくピシッっとしていません。学生の頃の技術の時間が好きでした。だけど女子だからって、途中から授業が分かれて、家庭科の授業になりました。とても不満です。
好きな事をしたいがために、進路は建築科に進み、楽しい毎日を送っていました。新しく覚えたことを試してみたくて、先生に頼み込んで、放課後に残ってみてもらっていました。木工とか溶接が好きです。だって道具がカッコいいし。
小学生の頃は庭でノコギリをギコギコ。20歳くらいの時は電鋸やサンダー溶接の機械で。友達数名と作業場を借りて、家具を作って販売していました。
好きな事を「あーでもないこーでもない」と、話しながら進めるのは、なんとも言えない充実感です。売れば一緒に喜び合い、”そんなことの繰り返し”です。
使ってもらう目的のために作っているわけです。好きでも、使わない物のために作ろうとは、面倒でとても思えません。母とはその辺は正反対です。
小さい頃の休日”興味の対象は大工さん”
小さい時の休みの日にする事といったら、近所の建築現場に行くことでした。邪魔だったと思います。
学校帰りに、一軒屋を建てる前の更地に、大きなトラックと大工さんがいます。何が始まるんだろうと、毎日立ち止まっては見ていました。毎日少しずつ積み重なっていき、大きな家ができました。
「プラモデルじゃなくって作れるんだ」と、興味深々です。人が安全に住め、雨風しのげる大きな家が目の前で日々できていく様子に、「家ってこんなに大きいのに、こんな少ない人数で作ってるの?」とビックリです。
作っていた大工さんが、何でも出来るとてもかっこいい人と思っていました。重い材料も軽々持っていきます。耳に鉛筆をさしていることさえも、かっこいいと思っていたのです。身近なアイドルでした。
私は大工さんに話しかけます。堅物そうな大工さんは、最初はボソっと答えてくれるだけでしたが、そんなのお構いなく質問攻めです。
観念したのか、近所の次の現場に「遊びに来い」と言われて、喜んで行きました。行くと「これは何でかわかるか?」と、色々な大工さんの知識を教えてくれます。
物づくりにはわかりやすい理由が存在します
知らないことを知るのは、楽しいものです。そんな事を何軒も繰り返していました。夏休みの自由工作も、大工さんに教えてもらい現場で作りました。子供ならではですね。今はできません。
作り方や理由など、知らない事を教えてもらえて、とても楽しい思い出でした。物を作る事、その方法を知ること自体、とても楽しいことです。こうなるからこうするんだと。子供時代のワクワクする気持ちを、もう一度取り戻したいです
watahanaでは…
そんな母と作っています。作業場に行くと、すでに準備をして待っています。ネットで売れるなんて思っていなかったようです。もう夢中なわけです。
注文をいただくたびに喜んで作っています
洋裁ができなくなったら、歳をとるのも早くなりそうだし、ちょうどいい刺激になっています。自分で稼いだお金で、「船旅へ行くんだ」と、今まで憧れていた事を70歳で現実にしようと頑張っています。
やる事があるのは大変ありがたい事です。共に始めたwatahanaを、長く続けていけたらいいなと思っています。
関連情報
「最近何を着てもなんだか違う…」そう感じたことはありませんか?
洋服選びでお悩みのかたへ《体型カバーTブラウス》身体をキレイに見せるお洋服です。30代くらいまでは痩せていたかたでも、40・50・60代と年齢を重ねると、徐々に丸みをおびてくるものです。痩せているかたにも体型の変化は起こります。違和感の出てきた部分も含めて、“より上品に見せる”=“体型カバー”できるお洋服をつくりました。似合うファッションが分からなくなってしまったかたに是非、お試しいただきたいです。
屋号 | watahana |
---|---|
営業時間 | 10:00~18:00 不定休 |
代表者名 | 徳森 裕子 (トクモリ ユウコ) |
Eメール | info@watahana1.com |