炊飯器が壊れて捨てました。なくてもそのまま暮らせました。IHのコンロ、3つ口あるのに、いつも2つしか使ってないな。この3つ目の部分使おうかなと思い、はじめて鍋でお米を炊いてみました。

 

土鍋でも余ってる鍋でも30分程度でお米が炊けます。当り前にあった物も、なくても全然平気でした。むしろおいしい気さえする。

 

 

”始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣くとも蓋取るな”弱火から強火にし、途中では決して蓋を取らないという、ばあちゃんの知恵袋。

 

炊飯器の置いていた台がスッキリして、机として使える方が私は断然便利。パソコン作業をしながら、見てれば忘れる事も無く、火加減調整も容易。動いたついでになんかすれば、ちょいちょい動けて家事も苦じゃなく効率よい。

 

それ用の物は場所をとり、溢れかえり豊かにするはずが、不便にしていたんだなと思います。

 

 

物も片付け、残った物は作り付けの収納に全部しまいました。本やDVDも買取に出しました。段ボールとガムテープが届いて送るだけで買取、便利になりました。

 

家の中から使わない物がなくなると、とてもスッキリする。だだっ広くなった空間を見てると、それだけでやる気もわいてくる。おまけに何もない所を磨き上げたくなる。

 

物があったら目立たなかった、汚れてるところが目について掃除したくなる。毎日ちょい清掃がスイスイまるで負担じゃない。契約プランも見直しいいことづくめです。

 

引っ越ししたての、だだっ広い空間が好きなのも、圧迫されてない自由度が高いからだなと。物件サイトや、高原や山からの景色が好きなのも、何もないと頭がスッキリするから。

 

 

何か取り入れられる空間も頭の中の容量も、あけておくほうがいいんだなと思います。在庫ストックも沢山あると雑に扱うし、必要な時にその都度買う方が俄然気持ちよく過ごせる。

 

何でも受け入れる、増やす取り入れるよりも、自分に必要な事と、いらない事を分けるのはとても大事だと思います。人間関係も物も。どんどん増えていってしまった物や事に。人が管理できる物と言うのは少しなんだと実感です。

 

watahanaのお洋服も、あれもこれもじゃなく、自分の良いと思う物を少量持ちたいという方に、購入してもらえたらいいなと思います。洋服や物が負担にならず、少しの物でも満足度の高い暮らしが出来ますように。

 

お米を炊いてみて思い出した事がありました。”ナイフ一つでサバイバル体験”に参加した時の事。火をおこしたり、雨よけの小屋を作ったり、イカダを作って転覆し溺れたり。

 

何もない所から自然を観察し、少しの道具で工夫してやっていくことの面白さ体験は、大人になったらいつの間にか、誰かの作った便利なグッツを使う事にかわっていったなと思います。

 

用意された与えられた物は、人のやる気を奪い、好奇心を減らすものなのかも。自分で選択工夫するからこそ楽しい物に。物も愛情も、やってあげるという事も、与えすぎというのも良くない事だろうと思います。